みのりのある話

みのりのある話

\着物が大好きでお出掛けも大好きな私“あさがお“が時々つぶやきます/

 

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1,きものでお出掛けの話 “犬山祭”

2,お花の話 “桜”

3,お誘いの話 “高沢観音&Cafeしらぬい”

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こんにちは。あさがおです!

今年の桜は三月中に散ってしまうのではないかと言われていましたが、三月半ばの思わぬ寒波で結局は例年通りの時期に満開になってくれましたね!入学式がサクラで彩られほっと致しました。お子様が小学校にご入学されるお母様のお着付けのご依頼を何件か賜りましたが、その後皆様から桜の下での記念撮影のお写真を送って頂きました。着付けをさせて頂いた方から「一日中気持ちよく、着崩れもなく過ごせました」というお言葉とともにお写真を頂けるのは、着付け師として大変嬉しいものです。

そして、今年も犬山祭に行ってきました。こちらも満開の桜の中での開催となり、また新型コロナが五類に移行して初めての開催ということもあり去年以上の人出でした

今回はそれらのお話を。。。

① 着物でお出掛けの話 “犬山祭”

国宝犬山城で知られる愛知県犬山市では、毎年四月の第一土曜日と翌日曜日に『犬山祭』が行われます。今年も両日ともに晴れてお祭り日和でした。

犬山城の麓にある針綱神社へ13輌の山車(「だし」と読む事が多いようですが犬山祭では「やま」と呼ばれます)のからくりを奉納するお祭りです。380年以上も受け継がれてきた重要無形民俗文化財です

犬山祭の見どころは13輌の山車が並ぶ「山車総揃え」(上の写真)「からくり」の奉納だと言われていますが、タイミングが合わないと見ることの出来ない「どんでん」や「車切り」(しゃぎり)と呼ばれる力業も見どころの一つです。「どんでん」とは山車を持ち上げての180度の方向転換の事で、「車切り」とは角を曲がるために山車を引きずっての方向転換を呼びます。山車の上にはからくりを操る大人たちやお囃子を奏でる大太鼓・笛担当の若い衆、小太鼓を担当する子供達も乗っており、総重量は3トンを超えます。それを「てこ衆」と呼ばれる担ぎ手達が豪快に持ち上げ、または引き摺る様は迫力満点です。向きを変え始める位置取りやタイミングを指示する「綱割」と呼ばれるリーダー、てこ衆、お囃子、全ての息が合って初めて成功します。周りで見ている私達にまで、その緊張は伝わってきます。一度見たら虜になること間違いなしです

それから私のような着物好きには、祭りの衣装や山車の飾りも見どころの一つです。綱割の衣装、てこ衆の衣装、お囃子の衣装、全てに見どころがあります。

上はてこ衆の衣装です。動き易さが重要だと思うのですが、腰に沢山の飾りを下げています。よく見ると絞りの帯揚げか兵児帯のようです。意味があるのか尋ねてみると、昔は若い女性が想いを寄せるてこ衆に安全を祈りながら自分の兵児帯を贈ったとか。沢山下げているてこ衆は、モテモテだということでしょうか?「そんなの聞いたことないぞぉ」と奥様の隣でたくさんの飾りを腰に下げつつ笑うてこ衆さんが印象的でした。

次はお囃子の子供たちです。実はこの姿は襦袢姿です。着物は腰ひもで結んだあとで上半身部分を腰のあたりに巻き付けてあります。この襦袢は金襦袢と呼びばれ、1着で数百万円もするそうです。子供が初めて山車に上がることを「初上がり」と言うのですが、初上がりの時にこの金襦袢を準備するの母親の実家と決まっているらしく、昔は山車を持つ町へは娘を嫁にやるな!と言われていたそうです。今は町内から貸してもらえるそうですが、、、

そしてこれが山車の飾りで、祝い事の水引にちなんで「水引幕」と言います。山車によって其々に細かい刺繡や織が施された立派な水引幕が付けられています。

 

お祭りを見に来た方々にも目を引かれます。というのも、ここ数年、犬山の城下町には着物姿の人がとても多くなってきた上にお祭りの日にはてこ衆やお囃子衆の家族の方々も着物を着る人が多いのです。山車を出す町の町長さんの中には紋付羽織袴の方もいます。ウールの絣織を短めに着る子供たち。色無地の上に黒紋付を羽織る老婦人。大島紬の粋なアンサンブルに麦藁のカンカン帽の紳士。そんな方々とすれ違うと、大正時代くらいまでタイムスリップしたかと楽しくなってきます。犬山祭は着物姿でいくと、自分もお祭りに参加出来たような気分に、少しだけなれます。

私が帰るとき、針綱神社の前には13輌全ての山車が並んでいました。1輌に365個の提灯を付け夜山車へと華麗に変身し、陽が落ちて提灯に灯がともるのを待っています。来年は夜山車もぜひ見てみたいものです。

 

 

② お花の話 “桜”

初めにも書いた、入学式に出られるお母様のお着付けをした日。着付けが終わってホッとした私は帰りに桜の綺麗な所を通り、車を止めました。『SAKURA HILLS 川上家別邸』とあります。明治初期に日本初の女優と言われた川上貞子の別邸だそうです。別邸は立ち入り禁止区域にあるようで、駐車場の周りには結婚式場やレストランがありました。桜の木が立ち並ぶ向こうには木曽川が見えます。満開の桜からはひらひらと花弁が舞います。最高のお花見日和でした。

 

日本人にとって桜の花は特別な気がします。何よりすごいと思うのは「お花見」というと桜を見ると誰もが思うことです。可児にはバラ園があり、薔薇の咲く時期には多くの人で賑わいます。木曽三川公園のチューリップを見に行く人だっているでしょう。あじさいの季節には、あじさいロードを走りに行く人もいるでしょう。人々は色んな花を見に行くのに「お花見」と言えば桜なんです。凄いですね!

昔は違ったそうですよ。平安時代以前は「お花見」と言えば梅だったそうです。831年に嵯峨天皇が神泉苑で行った「花宴の節」が桜のお花見の始まりなんだとか。その時の様子は源氏物語にも書かれているそうです。

小倉百人一首には桜について歌ったものが沢山あります。紀貫之の「ひさかたの ひかりのどけきはるのひに しずこころなく はなのちるらむ」や小野小町の「はなのいろは うつりにけりないたずらに わがみよにふるながめせしまに」等は教科書にも載っていましたよね。

安土桃山時代には豊臣秀吉が、江戸時代には徳川吉宗が、大掛かりな桜の移植もしています。どんどんと桜の名所が増え、花見文化は衰え知らずです。国花ですしねぇ。あ、国花になったのも平安時代だそうですよ。

先日着付け教室(zoom)のドイツの生徒さんからお聞きしたところによると、ドイツにも桜は沢山あるけど、ドイツの人々は桜の木の下で宴会をしたりはしないそうです。

桜の花言葉は「精神美」「純潔」だそうです。これも国家と言われる所以でしょうか?

とにもかくにも、今年も素晴らしい桜が見れて、この日の私はとても幸せでした。桜の時期の『SAKURA HILLS川上別邸』にあるレストラン『サクラテーブル』、来年の桜の時期にぜひ訪れてみてください。Cafeとしても利用できましたよ。

 

③『きものでお出掛け』お誘いの話

“高沢観音へお参りに行きましょう

お出かけの大好きな あさがお から皆様へのお誘いです

関市にある「高沢観音」へお参りに行きまませんか?

その後には依然ご紹介した「Cafeしらぬい」でランチも頂きたいと思っています。おいしいパンも買えますよ。

高沢観音は正式名称を「日龍峰寺」という岐阜県下最古のお寺です。北条雅子が多宝塔を建立したことで有名で、本堂の前方が舞台造りで京都の清水寺に似ていることから 美濃清水の異名があります。龍神様がいらっしゃるので辰年の今年は是非にも行っておきたいお寺です。

ドレスコードは勿論“着物”です

柄や格などは問いません。普段着ている着物。着やすい着物。お気に入りの着物。どんな着物でも良いので、着物を着てお出掛け致しましょう!

着物が1人では着れない!という方は、美のりまでご相談ください。着物のレンタルから着付けサービスまで、皆様の「着物でお出かけしたい!」お気持ちを、スタッフが応援いたします(詳しくは下に!)

日時:5月22日(水)10時〜15時

場所: 日龍峰寺・高沢観音の駐車場(現地集合、現地解散となります)

関市下之保4585    ℡0575-49-2892

参加費:1500円程度(ランチ代)

参加条件: 着物でお越しください

申し込み:きもの処美のりまでお電話ください(0574-62-9248)

申し込み締め切り:5月8日

最低推薦人数:4名様(人数に満たない場合は中止とさせていただき、既にお申し込みの方にはお電話にてその旨お伝えいたします)

最高遂行人数:10名様

美のりからのサービス

・着物の着付け                 無料

・ヘアセット(通常5500円の所) 3.300円

・メイク(通常5500円の所)   3,300円

・着物(小紋)レンタル      6.600円

参加されるにあたってのお願い

・集合場所までは各自でお越しいただくこととなります。事前に「日龍峰寺・高沢観音」で検索の上、くれぐれもお気をつけてお越し下さいませ。尚、大変申し訳ありませんが美のりへ道順をお尋ねくださってもお答えしかねる場合がございます。ご了承ください。

・集合場所までの道のりがとても細い道となっています。気を付けて起こしください

・遅刻、急なキャンセルをなさる場合は、美のり(0574-62-9248)までご連絡ください(10時〜19時)

・当日のイベント中に、他のお客様への個人情報の聞き取り、他のイベント等への勧誘はおやめください

 

お会いできるのを楽しみにしております。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました

今後も折に触れて発信していきたいと思っております。時々除きに来てくだされば嬉しいです。

ではまた!               あさがおでした♫

 

岐阜県可児市・多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市・美濃加茂市・関市・各務原市・岐阜市・美濃市・八百津町・川辺町・御嵩町・富加町・七宗町・白川町・坂祝町・愛知県犬山市・扶桑町をはじめとした、岐阜県・愛知県の皆様に、素敵なお着物ライフをご提案させていただいております。

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